期間限定・homico@日本のオトボケジャーナル vol.4

――アナタは【魅せる美人】？それとも、【隠す美人】？

今日、インテリアについて取り扱っている日本の某番組をテレビで拝見していたのだが、日本って部屋を美しく見せようとするとき、隠すことを美徳とするというフシがありますよね？？

どういうことかと申しますと、収納扉の向こう、つまり奥にできるだけ物を詰め込むそして、省スペース命だけあって、その収納方法も涙ぐましい努力の結晶。。。というのが見え隠れし、ホント、ひと言でいうと、

――努力賞、またはよくやったで賞

のような優秀な収納の仕方をしますよね？？

――いったい、どこまで詰めるんだい？？

っていうくらい。。。

一方、フランスでは、やはり、このような番組は存在するのですが、明らかに違うと思うのは、

――収納もディスプレイなんだ！！

という考え方。とにかく、収納は広く使い、食器も重ねて並べるのではなく、

――美しいものは飾る、飾る、飾る！！

そして、極めつけは、キャンドルですねぇ。。。こちらはホントにキャンドルをよく使います。アロマものだったり、オーソドックスなものだったり、それは好みにもよりますが、これでもか？？というくらいキャンドルディスプレイにはこだわりますし、キャンドル100個で○○ユーロなんてものもザラにあるくらいです。なので、文化なんでしょうね？？

最近、日本でもインテリア雑誌などを見ていると、このような取り上げ方をされている場合もありますが、でも、あくまでも、モデルルームだったり、ディスプレイとしてなら許せるけどぉ〜〜。。。という条件付のような気がしてならないのです。

でも、なぜ、日本がそのような収納をしたがらないのかという理由もわからないでもありません。確かに、フランスと比べると、日本は地震が多いですし、地震対策という意味で考えてみると、ディスプレイという野ざらし状態よりは、戸の中に並べるという方が賢いのかもしれません。

しかし、国民性もよく現れていると思います。余裕がないのです。今日見ていた番組は、収納達人という方のお宅拝見という内容だったのですが、忍者のからくり屋敷のようで、賢いんだけど、余裕がない。。。遊び心をもっと持とうよ！！と思ったのは私だけでしょうか？？ただ、凄いことは凄いんです。すべてにおいて、計算されていますし、無駄がないつくりですし、ホントすばらしいことは間違いないのですが、遊び心がないのです。

フランスのおウチ改造モノの番組を見ると、奇想天外な発想でいつも私の度肝を抜いてくれます。（笑）スツールの座る部分が鍋の裏を利用したり、収納扉の取っ手部分をスプーンやフォークを使ってみたり、とにかく、

――この人たち、DIYを心から楽しんでいるんだろうな。。。

っていう感覚が視聴者にも伝わってくるのです。なので、単なるダメ出しをして、部屋を変えるんじゃなく、視聴者にもお部屋改造計画ってこんなに楽しいんだぞ！！という番組にしてみたら、もっと、遊び心ある【収納美人】さんも増えるのではないでしょうか？？ダメ出しばかりだとやる気も失せてしまいますしね。。。個人的には、日本にもDIY人口が増えてくれることを期待したいのですが。。。