リヨンの交通網

リヨン市内、郊外の公共の交通網は、バス、トラム、地下鉄、ケーブルカーで網羅されておりまして、とても便利です。特に市内で観光という方には、ほとんど、地下鉄もしくはバスでOKで、街自体もそんなに大きくないので、アクセスも手早く、便利な移動が可能です。

この公共交通網を運営しているのがTCLという会社で、チケット1枚で、バス、トラム、地下鉄すべての共通券となっており、通常のチケットも通常のチケット1枚で最初の刻印から1時間乗り降り自由（但し、往復目的では使用不可、降りた駅との同一駅からの使用も不可などの制限があり。）、またいちいち、バス、トラム、地下鉄と買いなおさなくてもいいという便利なチケットでもあるわけです。極端な話、旧市街からフルヴィエール寺院へ行くには通常、Vieux Lyon駅からfuniculaire（ケーブルカー）を利用するわけなのですが、（まぁ、徒歩という手もありますが、詳しくは、散歩コーナー内のコラムで。。。（苦笑））そのケーブルカーのチケットも最初の刻印から1時間以内なのであれば、お手持ちのチケットで利用可能なワケなのです。。。これは、観光客の方もウレシイですよね？？

じゃぁ、チケットはどこで買うのサ？？となるわけですが、売っているところは以下のところです。
・地下鉄、トラムの乗り場にある自動券売機
（ただし、日本のクレジットカードは使えないので（カードはフランスのCBのみ）、予め、小銭を用意しておくことをオススメします。）
・TCLマークの看板のあるお店
（ほとんど、タバコ屋です（日・祝日はお休みが多いので注意が必要）が、どこにあるか具体的に知りたい人のためのリストはコチラからどうぞ。）
・TCLの有人販売所
（大きなターミナル駅がそうです。ただし、土日祝日はお休みなので注意。どこにあるかのリスト、営業時間をお知りになりたい方はコチラからどうぞ）
・バスに乗る際に運転手から直接購入。（ticket a l'unite、Ticket liberte 2 heures、Ticket liberte 1jourのみ購入可能）

なので、土日、祝日を中心に移動をされる観光客の方は、チケット購入の際には注意が必要です。

で、チケットもいろいろと種類があるわけなのですが、以下のものがあります。目的と用途に合わせて使い分けて上手に乗りこなしてみてください。

・Ticket a l'unite　1.5ユーロ　→　通常のチケット
・carnet de 10 tickets　12,50ユーロ　→　10枚つづりの回数券（1枚あたり1.25ユーロの計算）
・Tiket liberte 2 heures　2.2ユーロ　→　午前9：00以降から使える2時間乗り降り自由なチケット。通常チケットと違い、往復不可などの制約がありません。（チケットに名前を書く欄があるので、必ず、名前を書いてから使用）
・Ticket liberte 1 jour　4.40ユーロ　→　1日乗り放題チケットもちろん、2時間チケット同様、制限がありません。（こちらもチケットに名前を書く欄があるので、必ず、名前を書いてから使用）


乗り方ですが、
地下鉄は、日本のJRの改札とほとんど変わらなくて、チケットを入れて、別口からチケットが出てきますので、それを取ったら、扉が自動的に開きますので、そのまま進めばOK。ただ、マゴマゴしていると、また扉が閉まって、チケットが使えなくなってしまうので注意。（それで1回うちの母親はタイミングを逃して、しまったことがあります。。。でもマゴマゴしなければ、大丈夫です。（笑））

バス・トラムは運転手側のドアから入り、チケットを挿入する機械があるので、そこにチケットを入れて、また出てくるチケットを忘れずに取ればOK。直接運転手からチケットを購入される場合は、チケットを購入後、チケットを挿入する機械にチケットを入れればOK。

いずれも、日本のように出口でチケットを回収なんてことはありません。ただ、刻印したチケットは捨てずに、必ず、最後まで持っておきましょう！！途中、場合によっては検札が入るので、チケットを求められたら、提示が必要です。チケットがなかったら、罰金なので、気をつけましょう。。。

※そして、通常チケットの場合、刻印時刻には気をつけて。1時間有効のチケットであるということを忘れずに。

さぁ、皆さんも乗りこなして、気分はリヨネ、リヨネーズでガンガン、行きましょう！！
それでは、Bonne visite et Bon voyage ...

【関連ページ】
・TCL公式HP
・リヨン市内地図（pdfファイル/PDF書類を見るにはAcrobat Reader（無料ダウンロード可）が必要です。）
・リヨン地下鉄・トラム路線図（pdfファイル/PDF書類を見るにはAcrobat Reader（無料ダウンロード可）が必要です。）

TCLの定期券についてはまた、次回にでも。。。